●タバコ会社は、習慣性を強めるためにニコチン量を増やしつづけている!


 企業を信用できなくなるような話題です。
 コカコーラには、昔は嗜好性麻薬であるコカインが入れてあり、飲んだ人がその後も飲み続けるのを狙った飲料だったそうです。
 勿論、今はそんなことはありませんが、そのような前時代的な企業の姿勢が、今、米国のタバコ会社に問われています。

 これは、米ハーバード大学公衆衛生学部の研究グループが、マサチューセッツ州で販売された大手ブランドのたばこを分析した結果わかったもので、社会的な問題になりそうです。

 米国のタバコ会社が、1998年から2005年の間に、たばこに含まれる依存性物質であるニコチンの濃度を、さまざまな方法を用いて11%も増大させていたことが明らかになったというものです。

 さらに、これらのたばこ会社は、ニコチン濃度を高めただけでなく、1本あたりの吸入回数も多くなるように、たばこの設計を変更していたということです。

 調査の結果、この7年間で1本あたりの煙中ニコチン量が毎年平均1.6%増大しており、このような増量工作は大手メーカー4社のいずれも行っており、ライト、ウルトラライトなどのブランド名の全種類にわたっていたそうです。
 
 研究チームリーダーのHoward Koh氏は、「紙巻たばこは、たばこ蔓延を永続させるように精密に調整された、薬物送達装置だ」と批判しています。

 そして、これらタバコの各製品に関する正確な情報は謎に包まれており、一般には知らされていない点が問題で、たばこ業界に対して、ニコチンや製品設計に関する情報の開示を求める政策的措置を取ることにより、次の世代をタバコ依存症から守ることが重要であるとしています。

 また、この疑惑に強い危機感を抱いたマサチューセッツ州選出のエドワード・ケネディ上院議員(民主党)は、この不正行為に対処し、たばこ業界に対して他の薬物製造業と同じ規則を課す連邦法案を提出しているということです。

 これは米国の話題ですが、日本の場合は大丈夫なのでしょうか?
 タバコの害が叫ばれている今、改めて企業の責任が問われるところです。


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