● 上がり症の人は、社会不安障害という病気かも!


 私は学生時代はひどい上がり症で、人前で話す事や朗読などは大の苦手でした。いまは少しは改善されていますが、やはりスピーチなどは避けて通りたいと思っています。

 さて、このような上がり症の人は、社会不安障害(SAD)という病気になる可能性が高いという話題です。
 これは、アステラス製薬、ソルベイ製薬、明治製菓などの製薬会社3社が、全国の10歳代後半〜40歳代の男女614人を対象に行った調査の結果、明らかになったものです。

 それによりますと、人前でのスピーチや会食の時に「怖くなったり、とまどったりする」と答えた"上がり性"の人は283人で、このうち、人前に出るのをいつまでも避けているなどSADの症状にあてはまると答えた人は82人に上りました。

 なお、SADは会社を休むなどの回避行動が増え、普通の日常生活が送れなくなる精神疾患で、人前に出ようとすると大量の発汗や動悸、頭痛、胸の痛みなどが起きるものです。
 推計では、国内の患者は300万人以上もいらっしゃるのですが、認知度が低く、周囲には内気で無気力だと思われがちの疾患です。

 SADの症状が出た時に受診するかどうか聞いたところ、回答した411人のうち381人は受診しないと答え、その理由として、病気とは思えない、性格の問題とあきらめている、が大半を占めたそうです。

 また、3社が開催したプレスセミナーで、東洋英和女学院大学山田和夫教授は、2002年で84万7000人にも上っているニート(通学や職探し、職業訓練をしていない若者)には、社会不安障害が背景にあると指摘しています。

 この社会不安障害には、選択的セロトニン阻害剤(SSRI)が効果があることが分かっています。
 このような症状の方は、躊躇せずお医者さんにご相談される事をお薦めします。



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