● 性習慣:若年者の死亡率に大きく関与
最近、日本国内でもエイズに感染する人や子宮頚癌など、性関連の疾病が増大しています。
勿論海外ではもっと深刻で、特にアフリカ、東南アジアでは激しく、人口の半数以上が性感染症に侵されているなど、国の存亡にも影響する大問題となっています。
これらの諸国での性感染症の実態がなかなかつかめないのですが、今回、米国疾病対策センター(CDC)が、米国人死者の1.3%が性行動に起因する病気で早い死を迎えていたと発表しています。気になるニュースですので取り上げてみました。
これはCDCのShahul Ebrahim氏らが行ったもので、性感染症医学誌(Sexually
Transmitted Infections, 2005; vol 81: pp 38-40)に報告されたものです。
研究では性行動が原因と考えられる健康障害や死亡率、障害調整生存年(DALY)を調べました。
なお、DALYsとは健康評価指標のひとつで、早期死亡による損失と障害をかかえて生きる年数からなるもので、1DALYは失われた1年を意味しています。
1998年には性行動が原因の健康障害が約2,000万件あり、そのうち死者が2万9,782人(全死者の1.3%)で、216万1,417DALYs(米国の全DALYsの6.2%)に相当したそうです。
内訳は、不妊、子宮頚癌、肝炎、その他の性行為感染症などで、死者は女性1万148人、男性1万9634人で、男性のほとんど(1万8,221人)がHIV感染で死亡していました。
また女性の場合は4,921人が子宮頚癌で死亡し、HIV感染による女性死者数は4,234人でした。
研究者らは、これら性行為が原因の疾病はほぼすべてにおいて、性生活の習慣を改め、また性行為中にコンドームを使用すれば防げるものであるとしています。
最近日本でもHV感染者が激増しており、私が関係する業界でも性感染症の診断と治療法の確立が一大テーマとなっています。
幸い我国は性感染症後進国ですので、早急に海外から学び対応する事が望まれます。
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